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360°動画で夜景を撮影してみた!

2017/05/12

はじめに


この記事では、2つのコンシューマー型360°カメラ(Gear360とTHETA S)による夜景撮影にチャレンジしてきましたので、そのレビューをしたいと思います。

 

夜桜や花火、クリスマスのイルミネーションなど、夜景撮影に応用していただけると幸いです。

 

 

撮影データとカメラの設定


 

Gear360:露出バランス・ホワイトバランス:オート

THETA S:露出バランス・ホワイトバランス:オート

 

(※ちなみに…THETA Sの場合、動画撮影時には、露出やホワイトバランスの設定はできません。録画サイズだけ、アプリ上で選択することができます。)

詳しくはこちらのページをご参照ください。

 

今回は、昨年末に光の回廊と呼ばれる東京ドームシティ「ミルキーウェイ」を歩いて撮影してきた時の素材をご紹介します!

 

*Gear360のみ「ギャラクシードーム」でも撮影してきました。

 

 

撮影方法について…


 

360°カメラの難点は、どうやって撮っても撮影者が映ってしまうところ。

今回のメインは夜景(イルミネーション)撮影なので、どのように撮るべきかいろいろ考えたのですが、カメラを頭の上に載せて固定し、歩いて撮影することにしました。(すれ違うカップルの方の視線に心が折れかけました。)

私の身長が169cmなので、撮影時のカメラアイはだいたい、175-180cmの位置にあります。

 

 

動画の変換について


 

「RICOH THETA S」の変換

 

theta_icon

こちらのアプリをDLすることで、簡単にスティッチ作業が完了できます。ドラッグ&ドロップで、簡単にPC上でプレビューできる形状に変換されます。

 

 

 

 

 

 

「Gear360」の変換

 

samsung_gear_360_manager_app_icon-450x450

手順に関しては、後程PV制作の連載で詳しくご説明いたしますが、Gear360に関しては、こちらのアプリを使うことで、簡単に変換することができます。

 

 

 

 

 

 

撮影素材の比較


 

 

まずは撮影したままの素材を比較し、次に(30秒~)は、Premiereのカラー補正で露光量と彩度を少し調整した素材を比較してみました。

どちらのカメラも、思ったより明るく撮影できましたが、地面や奥の建物などを見ると、やはりGear360のほうが綺麗に撮れています。

色調整などの編集工程を挟むと、高画質のGear360のほうが、より綺麗に仕上がりました。

 

 

*おまけ

Gear360で撮影した「ギャラクシードーム」映像

こちらは色補正などの加工をしていない素材ですが、細部の色も綺麗に撮影できています。固定撮影のほうが、仕上がりが高画質になる印象を受けました。

 

 

THETA S&Gear360の比較表


 

撮影をしてみた感想として、使いやすさと仕上がりについて、比較してみました。

 

使いやすさについて
Gear360 THETA S
プレビュー 撮影中にできる 撮影中はできない
汎用性 GalaxyS6,S7のみ対応 すべてのスマートフォンに対応
固定の撮影 付属の三脚を使うとできる 三脚を別途用意する必要がある
仕上がりについて
Gear360 THETA S
画質 3840×1920で撮影 1920×1080で撮影
色の出方 光体の色はわかりにくいが、そのほかは出ている。 ややわかりにくい。
編集のしやすさ Premiereで編集可能 Premiereで編集可能

 

総合レビュー


 

では、夜景を撮影してみて、独善的ではありますが2つの360度カメラの向き・不向きを述べたいと思います。

 

夜景の映り

—手持ちだとあまり大差がないが、固定撮影ではGear360を使うと、かなりキレイに撮れる。

 

今回は、イルミネーションを手持ちで撮影して比較しましたが、どちらのカメラも、あまりくっきりとした色は撮れませんでした。今後、手持ちで夜景撮影を行う際は、露出の設定や撮影方法を、スポットに応じて工夫していくことが必要だと感じました。

ただ、Gear360を使った固定撮影では、細かい設定をしなくても、色の綺麗な高画質で撮影することができました。

 

 

向いている夜景撮影方法

—Gear360は固定撮影で夜景メインに、THETA Sは思い出のシェアをメインに。

 

夜景やイルミネーションをメインにがっつり撮影したいのであれば、Gear360を使った固定撮影がベストだと思います。一方で、THETA Sは持ち運びやすく、どのスマートフォンでも手軽に映像をシェアできるので、夜景を見に行くようなイベントに携帯し、思い出を記録するのに向いていると感じました。

 

 

夜の屋外撮影

—照明のある環境ならどちらも問題なく撮影できる。

 

360度カメラは、被写体に照明をあてて撮影すると、照明自体が映りこんでしまう確率が高いため、カメラ自体がどの程度の明るさに対応しているのかが重要です。今回はどちらもオートの設定で撮影したため、どのような仕上がりになるのか不安でしたが、どちらのカメラもあまり問題なく撮影することができました。(どちらのカメラもF値は2.0です。)

 

感想


 

今回、レポート記事を作成するにあたって、HPの写真などを参考にして撮影場所を決めましたが、実際にイルミネーションが点灯されている現地に行ってみると、ちょっと写真から想像していたイメージと違うかも?と思う部分が。笑

 

イルミネーションを撮影する場合は、もしかしたら距離感を撮影できてしまう動画よりも、画角やタイミングを決めて撮る静止画向きなのかもしれないと思いましたが、夜景の中でも花火やショーなどの展開があるものに関しては、全体を余すことなく撮影できる360°動画が活用できそうだと感じました。

 

東京ドームシティのイルミネーションは、キネクトなどを使ったギミックがあるものが多く、現地でイルミネーションを体感するとテンションがあがり、とても楽しかったです。

(担当:田中)