今回は、以前ご紹介したステッチ専用ソフト「Autopano Video」と動画編集ソフト「Premiere Pro CC」を使ったワークフロー以外に、360°動画を制作するにはどんなソフトやワークフローがあるのかについてまとめてみました。
その1、「VideoStitch」
Autopano Video Proと非常によく似ているアプリです。ビデオをスティッチすることをメインとするアプリで、インターフェースともに技術的なところはAutopano Video Proとほぼ変わらないでしょう。
Autopano Video Pro同様基本のビデオスティッチはできるものの細かいスティッチ作業などは別のソフトをテンプレートとし映像をレンダーする方法となります。VideoStitchはPTGUIというソフトを別に使用することによって、よりきれいなスティッチができるようになります。
情報:http://www.video-stitch.com/
その2、「NUKE」+「CARA VR」プラグイン」
次に思い当たるハイエンドなワークフローは「NUKE」と「CARA VR」のプラグインを使用した方法です。
「NUKE」はTheFoundryから発売されているハイエンドコンポジターソフトです。「AfterEffects」と似ている部分がありますが、映画制作などに用いられる制作ソフトです。
「NUKE」内にはビデオをスティッチする機能があります。利用はプロ向けです。
詳細:https://www.borndigital.co.jp/software/4489.html
その3、「AfterEffects」+「SkyBoxStudioV2」プラグイン」
フルCGなら「AfterEffects」でのワークフローもあります。Mettle社の「SkyBoxStudioV2」プラグインを使い合成などができます。「SkyBoxStudiov2」プラグインはパノラマ映像を「AfterEffects」で作ることもできます。また「AfterEffects」での3D対応なのでTrapcodeParticularやForm、VideoCoPilot Element3Dなども使えます。
詳細: https://www.flashbackj.com/aescripts/skybox_studio/
Q.それぞれのソフト・ワークフローに沿った作品事例
■「VideoStitch」使用例
http://www.video-stitch.com/360-video-gallery/
(↑リンク先のサムネイルをクリックすると個別の動画ページに飛びます。)
■Mettle社「SkyBoxStudioV2」使用例
(VideoCoPilo Element3Dなどプラグイン含む)
→ このように、ソフトとワークフローにはいくつか種類があります。それぞれの特徴をもう少しだけ詳しくお伝えしたいので、part2へ続きます…
(担当:竹田)