はじめに
前回の記事では、ロケ撮影を目論むも、天気に恵まれずに悶々としてしまっていましたが、ついに迎えた撮影の日!
絶好のピクニック撮影日和です。では、早速撮影レポートをさせていただきます。
GoPro Omniを60fpsに設定
GoPro Omniの設定を60fpsに変更します。
初期設定は 30fpsなので、これを1440 60fpsに変更します。
手順
Omniはカメラの位置によって番号が割り振られており、「1」という番号の割り振られたカメラの操作がすべてのカメラに適用されるようなリグの作りになっています。
そのため、電源のON/OFFや、細かい設定の変更は、「1」のカメラをベースに行う必要があります。
「1」カメラの電源ボタンを長押しして起動し、続いてすべてのカメラが起動したら、きちんと同期されているしるしです。
写真のようにカメラ脇のナンバーで確認できます。このカメラは「2」ですね。
起動後は、電源ボタンでモードの変更ができます。「SETTING」というモードに切り替え、左脇の設定ボタン※をおすと、撮影設定のメニューに切り替わります。
※Omniには操作ボタンが3つあります。ディスプレイ下に電源ボタン、カメラ上部に録画ボタン、そしてカメラの脇に設定ボタンです。画質の変更は設定ボタンで行います。
この画面になったら、左脇の設定ボタンを押しましょう。
設定時のボタン割り振りですが、選択は「電源ボタン(写真に写っているディスプレイ下のボタン)」、決定は「録画ボタン(カメラ上部にある赤い〇のボタン)」で行うことができます。
カメラ設定のメニューで、画質を選ぶと、1440 60fpsモードに切り替えることができます。
fpsを60に変更するときには、写真のように画質の部分を選択して調整します。どうやらfpsと画質設定が紐づいているようです。
ここまでが下準備。
なんだか説明がややこしくなってしまってすみません。
撮影時の持ち物
・三脚
・Omni本体
(は、必須アイテムとして、追加で以下のものを持っていきました。)
・ショルダーバッグ(お財布や文庫本や手帳を入れているバッグです。三脚の重し代わりに使いました。)
・ウエストポーチ(デジカメ・メジャー・Omniリモコンなど、撮影に必要な最低限のものを入れました)
撮影場所で大荷物を広げてしまうよりは、一人で身軽に動ける最低限の荷物を持って行った方がいいかな、と思い、ちょっと不安になるくらいの軽装で行ってみたのですが、個人的には、正解だったと思います!
よかったところは、思いついたところにパっと三脚を置いて撮影ができた点。
また、身軽なので、色々歩き回りながら撮影場所を決められた点。
一方で、もう少ししっかりと踏み込んだ撮影する場合は、やや心もとない装備だなあとも思いました。
長時間の撮影(具体的には、1時間以上の撮影が見込まれるとき時)や、遠方での撮影(徒歩で往復10分以上かかる距離、もしくは電車移動など)には対応できないため、機材ケース(結構デカくて重いです…)での移動を考えた撮影プランを練る必要があるな、と感じました。
また、Omniは画角の確認ができないので、プレビュー用にGear360を持って行こうかな、とも思ったのですが、ちょっと荷物が多くなるのと、カメラを設置するたびにいちいち三脚に付け替えるのは面倒くさい撮影に手間取ってしまうかな、と考えて、今回は携帯していません。
撮影方法
開けた場所で胸の高さのあたりにカメラを設定し、周りをぐるっと歩きました。(シャボン玉は公園で禁止されていたようで、残念ながら使えませんでした。)
だいたいカメラの中心から4~6mくらいの距離を円を描くように歩いてみました。
距離について…だいたいカメラから4mくらい離れると、カメラをあまり意識せずに歩くことができたので、この距離に設定してみました。そして万が一カメラが盗まれたらどうしようとドキドキして、6m以上は離れることができませんでした…。
ひとりぼっちのOmni
感想
天気にも恵まれ、Omniの機嫌も良好で、とても楽しく撮影することができました。(Omniの機嫌が悪いときは、6台のカメラの同期がスムーズにいかなかったりします。原因は調査中です。)
また、「こういうものが撮りたい!」頭の中で想像を膨らませてしまうよりも、実際に外に出て、カメラを置いてみる方が、色々な発見や気づきがあるのは、Omni撮影でも一緒だなあと感じました。
三脚でカメラを固定しておこなう撮影は初めてでしたが、カメラを設置する高さが重要だ、と思います。
また、Omniはカメラ自体が少し大きいので、「カメラに見つめられている感」がGear360やTHETA Sに比べて強かったです。
さて、どんな映像になっているやら…。
(担当:田中)