はじめに
THETA Sで、VR動画のライブストリーミング配信ができること、ご存知でしたか?
気になったので、ちょっとVR動画配信について考えてみました。
VR配信でなにができる?
未知の領域すぎてまだまだイメージの沸かないVR配信技術ですが、サーチ中にとてもいい言葉を見つけたので、ご紹介します。
「全天球ライブストリーミング(VR配信)とは、自宅にいながら、外国の海辺で昇る朝日を迎えたり、草原に沈む夕日を見送ったりできる仕組み。」
インターネットコムさんの、こちらの記事で使われていた言葉です。
………なるほど。と思いました。
遠隔地の太陽を見るだけではちょっともったいないので、もう少し自分の好きなことに引き付けて考えてみると、たとえば、大好きなバンド(またはアイドル)のライブ。とってもとっても行きたかったけど、ちょっと開催地が遠すぎる…。そんなときに、VR配信でライブを体験出来たら素敵ですよね。VR配信は、過去を見るのではなくて、場所を飛び越えて今を一緒に感じられる技術なのだと思いました。
では、もうすこし踏み込んで、もしも自分がVR配信を使うとしたら…?
たとえば演劇のように、パフォーマンスや臨場感が大切な表現を、広く届けたいというときにも、VR演劇ライブ配信という方法が活かせるかもしれません。
あるいは一世一代の大試合(スポーツ詳しくないのでよくわからないのですが、たぶん甲子園とかインターハイとかそういうやつですね)。ブラジルに留学している遠距離恋愛中の彼女にも、ぜひドキドキしながら結果を見守ってほしい。友達に頼んで、RICOH Rを三脚にセット。カメラの向こうで彼女が見ている。さて、結果は…!
すみません、妄想が広がってしまいました。
結論:VR動画配信は、離れてても心がひとつになれる可能性を広げてくれました。
どうやってやるの?-機材とシステム
実は、THETA Sを使って、すでに動画配信ができるようです。動画配信最新版のファームウエアはRICOHの公式サイトからダウンロードできます。
「THETA UVC Blender」(2016年11月24日にVer.2.0.0が公開)
これで、カメラ(THETA S)側の準備は完了です。
次に、配信用PCにエンコーダをダウンロードします。様々な動画サイトがVR動画配信に対応してきてはいますが、今回はわりとメジャーだと思われるYouTubeでの配信を想定して、お話ししたいと思います。
YouTubeでの動画配信に対応しているエンコーダ※は、こちらに一覧があります。THETA Sを使った配信では、「Wirecast Play」を使用している人が多い印象を受けました。(無料だからでしょうか?)
※エンコーダとは、カメラを使って取り込まれた映像を、ライブ用にストリーミング配信できるフォーマットに変換してくれるソフトウェアのこと。
これで、配信用PCのセッティングも完了です。
いざ、配信!
配信用のPCとTHETA Sを、USBで接続します。
この時、THETA Sはライブストリーミングモードにしておく必要があります。設定方法は、カメラの撮影モードボタンを押しながら電源ボタンを押して、電源をオンに。ビデオのマークとLiveという文字が点灯したら、ライブモードに設定できています。
エンコーダを起動し、
YouTubeでは「イベント」での予約配信も可能。
感想
(配信してみて思ったことをかく)
(担当:田中)